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執筆者の写真マイケル

脳腫瘍、余命と向き合うアート


陶芸

突然の身近な人の死や、余命宣告など、死を唐突に近くに感じた時、人は戸惑うし、傷つく。失ったものを嘆くし、尊い時間を思う。

ユキニーの患者さんに、脳腫瘍を患っている人がいます。医者にも、手の施しようがないと言われています。その人は、なるべく楽しいことを選んで過ごしていると話します。

いつも、気丈に振る舞ってはいるけれど、当然、その人のどこかしらに影を見ることがあります。

ユキニーは私に教えてくれました。『私は、たいして何もできないけれど、前回の治療の時は、陶芸をお勧めしたよ。土は怒りや悲しみ、様々な感情を吸収してくれて癒してくれるし、ペイティングやアート製作は、その作り手の感情を物に投影して発散させることができるからね。』と。

ペイント

その人は、『治療よりも、そういう会話を楽しみにまたくるよ。』と言ってくれたそうです。

芸術は、刺激や感動を与えてくれるだけではなく、究極の癒しになりうるのかもしれない。

Smiycle

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