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執筆者の写真マイケル

もったいないがパワーの源!!!


インタビュ-記事

--------飛んだ日--------

件名:スカイダイビング!!!!

はぁ、やっぱり。。。。

メールを開くと、姉のどや顔の写真が目の前に広がった。

小心者の、私は、姉がニュージーランドへ旅立つ際、何度も言った。

「保険とかきかんし、絶対スカイダイビングとかせんでよ・・・・。気をつけて行ってね」

姉YUKI、2013年9月14日 32歳。

単身、ニュージーランドへ渡り、

わずか3日後 空を舞う。

姉が、その昔炭鉱の町として栄えた、長崎県にある西海市の大島造船所に就職し、家を出る18歳の時まで、私たちは、長崎の島原半島にある小さな町で一緒に育った。海は静かで山は生き生きと、魚がおいしい。ど田舎である。

同じ親、同じ環境で育っても人は違う。

今回は、姉にインタビュー。

彼女は、面白い。

私には、到底成し得ないことを、ひょいっとやってのける。

--------出発の日--------

その日、私は成田空港へ見送りに行った。

途中、両替所の前にパスポートの入った袋を置き忘れ、あたふたする場面もあったが、落ち着いて見送る時を待っていた。

ニュージーランド航空のカウンターで無事チェックインを済ませ、チェックインカウンターの奥にある、手荷物検査場へと向かう。見送りの人たちは、そこから先へは入れないので、手荷物検査場の前でお別れとなる。液体、剃刀など持込禁止品の記載さているボードの前で、私たちは抱き合った。

手荷物検査とボディーチェックを抜けると、出国審査のゲートまで降りるエスカレーターがある。エスカレータの前は、ガラス張りとなっていて、出国する人を見送る最後の場所となる。

エスカレーターを降りていく彼女に手を振った。

不安になることもあるのだろう。リュックの両端をギュッと握って、両肩に力が入っている姿が印象的で、彼女の緊張や不安を教えてくれた。一方で、わくわく感を隠し切れない、うずうずした顔が印象的だった。

いったい、彼女をつき動かすものは何であるのか。

不安をも超えていける、バイタリティーに迫りたい。

--------ニュ-ジーランドでの日々--------

1ヶ月間のホームステイ先と3ヶ月間の語学学校を決め。ワーキングホリディビザを取得し出発した。その後、生活のため、引越しや転職を繰り返す。

ある時は、ブドウ畑のピッキング、ベビーシッター、厳しいマダムボスの君臨する邸宅で、住み込みのハウスキーパー、この時は、猛烈に忙しい日々を過ごし、ホームシックとは無縁の彼女も日本が恋しくなった。

シェアハウスで様々な国籍の人と暮らし。次の家が見つかるまで、友達の家の庭にテントを張って生活したこともある。笑いながら、ケロっと話す。

--------紙一重の不安と楽しみ--------

出発前の不安は?

「お金、不安はお金。海外行って稼げるか、仕事を見るけられるか。」

一番楽しかったことは?--------

「仕事探したり、家探したり、お金に困ったり、テントで生活したり・・・車買ってみたり。そういうのが、なんか楽しいかも。」

難題が降り注ぎ、クリアしていくことが、彼女の楽しみなのかも知れない。

私には、もはや、よく分からないが、話す時の顔が生き生きとして、時折見せてくれる笑顔に勇気が出る。そして、妹は、ほっとする。

その後、日本で取った、鍼灸師の資格を国際ライセンスへとバージョンアップするための試験に合格し、難関であったワークビザへの切替を突破した。

鍼灸師の国際ライセンス試験場にて クライストチャーチ

~鍼灸師国際ライセンス試験場にて @クライストチャーチ~

実際、このインタビュ-をしたのは、2015年。

2018年現在、彼女は、1児の母となり、1ヶ月の早産を海外で経験。

後日談は、また次回。

-------なぜ、そこへ--------

「国は、どこでもよかった。ずっと、海外で生活したいと思っていて、なんで海外かっていうと、せっかく生まれてきたのに、日本だけで生活して死ぬのはもったいないとうい思いかな。思うとけど、全部もったいないって感情。から」

何かをしたいというよりも、もったないから何かする。

特に、大きい何かを決断する時は、怖い気持ちもある。それを跳ね除けるためにも、(もしそれをしなかったら・・・・・。)と考え自分を鼓舞するという。

何かをしない後悔を彼女は一番、恐れている。

-------苦労と乗り越え--------

つらいことを乗り越えるときは?

「基本的に、吐き出したい人です。」

理不尽な対応をされ、おかしいなと思ったときは、その人に伝え、悲しいことは悲しいと言いたい。誰かに伝えて、自分の思いを知っていて欲しい。しゃべりたい。そうすると後が楽になるから。と教えてくれた。

彼女は、現在進行形で、英語が一番の苦労元であるという。

『吐き出したい人』と豪語する彼女にとって、英語の壁は、よほど大きい。

伝えたいことがきっと、山ほどあるのだろう。言いたいけど言えない。伝えたいけど、伝わらない。もどかしい。

余談ではあるが、彼女のパートナー、サイモンは超なぞ男である。

彼との日々も、言葉の壁、異文化の壁にぶち当たる日々。涙あり、笑いあり、怒りありのエピソード記事も、乞うご期待!

------原動力--------

彼女にとっての面白いは、予想外のこと、新しいことである。

できないことをするのが好き

もったいないを源に、彼女は新しいものへチャレンジする。

動いた先にある、新しい発見が自分をワクワクさせ感動させるものと知っているから。

未知を想像し、彼女のもったいないスイッチがオンになる。

ニュージーランドの南端、クイーンズタウン。

女王が住むのに相応しいほど、美しい場所であることからこの名を持つ。

自然に愛されている小さな田舎町で、彼女の冒険は今も続いている。

スカイダイビングから程なくして、彼女が、バンジージャンプを決行したことは言うまでもないだろう。

YUKI'S MIIND 脈々と受け継がれていく予感。オロオロする叔母マイケルここにあり。

Smiycle

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