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執筆者の写真Maiko

地元のイルカウォッチングを舐めていたことについて。


私たちのビッグチャレンジは、夏の猛暑と共にまだまだ続いていた。毎日、毎日、あれやこれやとイベントを考え、彼女らのありあまるエネルギー発散に努めていた。


偉大なる、彼女らの祖父と祖母つまり我ら3姉妹の父と母は、日々憔悴していく毎日だ。人間の体力の枯渇とエネルギー、好奇心の差を、まざまざと見せつけられる。若さ漲るパワーは、尊く儚い。


私と姉のスローガンは、専ら、「彼女らの8時就寝!」。目一杯遊び、飽くなき好奇心を満たし、体を動かし、たくさん食べた日は早く寝る。これに尽きる。そのために、1日のスケジュールを考える。


この日は「そうだ!!イルカウォッチングに行こう!!」だった。



口之津観光船企業組合


私の祖母の家がある南有馬町から車で10分程の場所に口之津港(くちのつこう)がある。口之津港は、16世紀後半の安土桃山時代にスペインやポルトガルの南蛮船が来航した歴史深い場所。 さらに明治期からは、福岡県にある三井三池炭鉱で産出した石炭を海外へ運ぶ中継港として栄え、昭和時代には、日本一の船員を輩出した町。私の祖父の弟である大叔父もまた、昭和時代から船員コックとして、世界中を航海した。



シドニー入港時の一枚



イスタンブール、ケープタウン、シドニー、オークランド、マイアミ、パナマ運河、インドなどなど、大叔父と話すとたくさんの国へ行った時の思い出があって楽しい。


旅行会社にいた私にとっては、とっても懐かしい響きで嬉しい。大叔父はオーストラリアが1番のお気に入りだそうだ。若かりし頃のシドニーでの一枚。長身でイケメンである。


歴史深い口之津港からは、今、熊本の天草鬼池港まで定期便が出ている。30分で天草まで行くことが可能だ。



島原・口之津港ー天草・鬼池港を結ぶフェリー


それ以外に、口之津港から「イルカウォッチング」ができる。この日は、「イルカウォッチング」体験へ彼女たちと一緒に行くことにした。有明海の入り口である早崎海峡に生息する野生のイルカに出会えるというから見ものである。


早崎海峡には、約400頭のバンドウイルカが生息しているそうだ。野生というのが、いいなぁと思った。



イルカウォッチング


あまり、期待してなかったが、実際にイルカに出会うと大人も子ども、やっぱり「おぉーーー!!」となる。群れで泳いでいるので、ベイビーのイルカやジャンピングイルカにも出会え、大満足だった。この日は、ほぼ天草という地点にイルカの群衆が現れた。



イルカウォッチング



地元に帰って、口之津を通る度に、「イルカウォッチング」の登り旗をスルーしていたが、大変良い経験ができた。私の人生のタスクの一つに、野生のクジラを見るというのがあるが、イルカも大感動だった。 こんな身近に、転がっていたとは。イルカ達に出会えて感謝の一日だった。


その後、口之津港前のほか弁で昼食用の弁当を買い、近くのスーパーでアイスクリームを買い、彼女達の興奮と空腹はおさまった。


貴重な経験をありがとう。


Smiycle



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