最近、3ヶ月ほど、姪っ子たちと過ごしています。2歳と5歳。パワフルで疲れるというのがほんとのところ。でも、たまに、かわいいです。
特に5歳の方は、言葉も達者なので、ぐちゃぐちゃと小言を言ってくるし、生意気になってきたし、5歳と言えど、女同士、喧嘩したり険悪になったりします。私は、子どもだからってあんまり融通が効かないのです。
そんな、私と5歳の姪っ子に隙間風が漂いかけた6月中旬。二人の心を繋ぐ出来事がありました。
小クワガタが、姪っ子の暮らすマンションのエレベータ前で、歩いているのを私が発見したのです。姉に知らせると、「捕獲して欲しい」とのことだったので、優しく捕獲し、姪っ子に渡しました。姪っ子は、私の想像を遥に超える喜びようで、「クロちゃん」と名付けて飼うことになりました。私の想像を超えたのは、姪っ子が虫が苦手だったから。(ダンゴ虫しか触れない姪っ子です。)
大人になった私は、むやみに動物を捕獲するのは遠慮していましたが、「クロちゃん」はよく見ると、後ろ足が半分ありません。なので、保護ということにして自分を納得させました。姪っ子にも、体のつくりや目、触覚などをよく観察させて、大切にして欲しいと伝えました。
姪っ子は、「クロちゃん」をとても大事にしてくれています。慈しみ育てています。朝起きて、保育園に行く前、保育園から帰ってきた後、寝る前。「クロちゃん」とコミュニケーションを取ります。そして、家で仕事をしている私に、「クロちゃん」を宜しくね。と外に出かけます。
私にクロちゃんを毎朝託して、保育園に出かける姪っ子を見て。私も小学校低学年の頃、カナブンを飼っていて、近所に住む親戚のおじちゃんに、カナブンを預けて学校へ行っていたことを思い出しました。おじちゃんは、「カナブンばや!?」みたいな反応だったけれど。。
ミーハーな私は、その後、例に漏れず、カナブンには目もくれず「カブト虫、クワガタ」に一目散な日々を過ごすようになりましたが。。「カブト虫やクワガタ」を捕まえて、何匹も飼って、手の甲や腕にのせて、かわいいなって思っていました。目がかわいい。
姪っ子と繋がることができたのは、今、私が久しぶりのクワガタにちょっと興奮しているからです。その気持ちが何となく同じだったから自然になれたのかなと思っています。
子どもらと遊ぶ時、自分がつまらないことが苦痛でしたが。(だって、プリンセスごっことか暗闇族の王女とか、延々と何時間もきついのです。しかも悪役だし。物語の設定と間違えると激怒だし。いじわるしてくるし。)
でも、「クロちゃん」が来てくれた今は、私と姪っ子が喜びや楽しみや優しさなんかを共有できるようになりました。ありがとうクロちゃん。心から感謝しています。
Smiycle
Comentários